産地は日本一の小豆の産地「十勝」
小豆は全国色々なところで作られていますが、小豆の品質として「最も安定してさらに美味しい」と言われているのは「北海道十勝産」の小豆です。当店では、その十勝産の小豆の中でも「紅い光沢が鮮やか」「甘みが上品で強い」ブランドの小豆をご用意いたしました。
豆の種まき時期
十勝えりも小豆 - [種まき]5月20日前後 [収 穫]9月上旬 [花の色]黄色
エリモショウズの由来
エリモショウズは日本を代表する品種です。その名の由来として「風光明媚なえりも岬は、風雪の厳しい所である。寒さに強く、品質がよく、姿の良い品種であることを強調して名づけた」と。気象条件が厳しく小豆はほとんどできない「えりも岬」の名が後世に残る事となった訳です。
昔ながらの「ニオ積み」
8月末から10月にかけて、畑のあちこちで収穫した豆類を積み上げて乾燥させている風景を見ることができます。これを「ニオ」と言い、元々は稲藁の乾燥を指したため、漢字では「稲積」と書くようです。収穫した豆類はまず小さく束ねられ、しばらく置いたところでニオが作られます。積み上げるとその上に雨で濡れないようビニールの帽子が被せられ、ユーモラスな格好となります。作り方は農家によって流儀があるようで、ニオがきちんと整列している畑とそうでないところ、丸く積み上げるところと四角く積むところ、場所によっては倒れないようにつっかえ棒で押さえているところもあります。
豆の上手な使い方
一般的には、あらかじめ水に浸した方が短時間でむらなく煮えます。特に煮豆や餡子にする場合は、前日から水に浸して使用します。新豆の小豆などは、水に浸して使用する事がほとんどなく、いんげん豆などもほとんど水浸けの必要がありません。洗ってすぐ火をかけて調理を始める事ができます。特にサラダなど豆が裂けないように煮上げたい場合や少し硬めの豆を好む場合は、この調理方法が適してると思います。なお、買い置きの少し古くなった豆はあらかじめ水浸けをして水の吸収を良くしてください。そうすることで、煮上がりが柔らかく、ふっくらと煮えます。
豆の状態によって多少異なりますが、小粒の大手亡や金時豆・とら豆・うずら豆などは2〜3時間、大豆系は4〜5時間、さらに大粒の紫花豆や白花豆・大福豆などは、煮込み料理6〜7時間、それぞれ豆の6〜8倍ぐらいの水に浸けます。なお、冬は気温が低く、水が冷たいのでやや長めに浸けるのがおすすめです。
豆の上手な選び方
豆は貯蔵が効くので収穫期だけでなく年間を通じて出回ります。特にその年に収穫され、晩秋に出回る新豆は柔らかく、美味しいとされていますが、現在は保管設備が整っているので、新豆でなくても質に関してはあまり差はみられません。ただし当年産の豆と前年産の豆とを混ぜて使うことは避ける必要があります。古い豆のほうが、水に浸ける時間や煮える時間を多く必要とするので、混ぜると煮えむらの原因になります。
豆の品質を見分けるには、豆粒の形状・粒大・粒揃・光沢等を基準にします。良い豆は、粒が揃い膨らみがあって色艶の良いものです。洗って水浸けすると浮いてくる豆は質が良くないので、すくって取り除いてください。当店で販売されてる豆は、あらかじめ選別・調製をしてから小袋に分けております。
豆の保存方法
豆は湿気と温度の変化を嫌うので家などで保存する時は、冷暗所を選ぶ事をおすすめします。大きめの缶に入れて蓋に購入日を記入したシールを貼っておくと使うときに便利です。